便秘の漢方薬なら防風通聖散

便秘の漢方薬なら防風通聖散

 

便秘で下剤を使用しても排便が上手くいかない場合は更に漢方薬の防風通聖散を利用するのも良いでしょう。防風通聖散には、滑石や黄ごん、甘草、桔梗、石膏、百朮などの18もの生薬が含有されています。その中には大黄という、下剤の成分で大腸メラノーシスを引き起こすといわれる成分も含まれますが、含有量が非常に少ないので短期間の使用であれば問題ありません。

 

この防風通聖散は漢方薬ですが、下剤としての効果が高いのです。これは防風通聖散に含まれるぼう硝や黄ごん、山ざに、生姜などの消化管に作用を発揮する生薬が8種類も含まれているからです。ぼう硝は小腸刺激性下剤にも含まれていますし、黄ごんは、嘔吐や下痢に効果があり、生姜は腸管内の輸送を促進します。

 

慢性の便秘の方に防風通聖散を2週間処方したところ、約70%の方が下剤を減らす事が出来たという研究結果があるそうです。しかし、便意の回復にはやはり時間がかかるらしく半年から2年程たってやっとという方が多いのが実情です。便意が戻らないと完全に下剤依存から抜け出す事が出来ないので、時間はかかりますが気長に治療を続けましょう。

 

自然な形で便意が戻るようになれば、腸の働きもスムーズに回復していきます。防風通聖散は、妊婦さんや胃腸が弱い人、心臓に疾患がある人、肝臓に疾患がある人、排尿障害がある人、虚弱体質な人には注意が必要なお薬なので、注意しましょう。漢方薬は、ドラッグストアで購入するより病院で診察を受けて処方してもらった方が保険が効いてやすいのでぜひ、病院で処方してもらってくださいね。