腸閉塞とは

腸閉塞とは

腸閉塞という病名を聞くと、腸捻転や腫瘍や癒着などで腸がふさがれる、難しい病気というイメージがあるかもしれません。しかし、糞便性イレウスと言われる腸閉塞は、元々の原因は便秘なのです。便は長く腸にとどまると、その間どんどん水分を腸管から吸収されてしまい、コロコロの便になります。そのままの状態では便の量も重さも足りないため、腸の蠕動運動が起きず、また次に作られる便が詰まっていくという悪循環に陥ります。

 

こうなると自然な排便は難しいので、便秘がひどくて数日間排便がなく、お腹が張っていたかったり吐き気がしたりするようならばすぐに医療機関を受診する必要があります。排便性イレウスは以前には老人に多かった腸閉塞の一種ですが、最近ではダイエットを気にしすぎる若い女性にも見られ、緊急を要する場合には開腹手術をすることもあります。

 

ダイエットで食事の量を異常なほど減らすと、便の量も水分も少なくなり、コロコロの詰まりやすい便が作られてしまいます。それに加え、食べ過ぎたときは下剤を飲めば栄養は吸収されないと考え、刺激性の下剤を多量に服用する女性も出てきたため、大腸のぜん動運動が自然に起きなくなってしまい、結果的に糞便性イレウスになってしまうということもあります。

 

手当が遅れれば、死に至ることもある腸閉塞。若い女性にも注意が必要なようです。