便秘の陰に隠れている重大な病

便秘の陰に隠れている重大な病

 

大腸ガン

便秘の人がかかるリスクのある病気が大腸がんです。大腸ガンは遺伝というよりも環境の影響の方が強く、欧米化の食生活が原因だと言われています。大腸ガンで亡くなる人は50年前に比べると約10倍とも言われます。大腸ガンの原因ははっきりとはわかってはいませんが、下記が原因だと考えられています。

 

  • 肉類や乳製品に含まれる動物性たんぱく質や動物性脂肪
  • サラダオイル、ゴマ油、マーガリンなどのリノール酸
  • アルコールの摂取
  • 肥満
  • 運動不足

 

便秘をしやすい人は、腸の中にため込んだ上記のような老廃物が大腸がんの原因ではないかと考えられています。ガンが大きくなると大腸の内側狭くなりますので便が通りにくくなります。

 

  • 便が細くなったり排便しても残便感がある。
  • 急に便秘になった
  • 下痢と便秘を繰りかえす
  • 便通が不規則

 

このような人は大腸ガンを疑われます。すぐに胃腸科か消化器科を受診しましょう。大腸ガンは早期治療で100%が治ると言われていますので、気になったら早めの受診をおすすめします。

 

大腸のポリープには良性と悪性があります。ポリープのほとんどは老廃物が蓄積しやすい、直腸やS状結腸におこります。中高年に多い病気ではありますが、最近では若い人の発症も増えています。ガンになりやすいタイプの悪性のポリープは肉食や脂肪の多い食生活が関係しているのではと言われています。

 

炎症性腸疾患

 

20歳前後の若者がかかりやすい腸の病気に潰瘍性大腸炎やクローン病などの炎症性腸疾患があります。これは原因がはっきりしない病で、根本的な治療が見つかっていないので特定疾患に指定されています。

 

潰瘍性大腸炎

大腸に出来た炎症によって、下痢や腹痛や便秘などが起こります。よくなったり悪くなったりを何年も繰り返しますが、抗炎症薬で治療すれば5年ほどで落ち着いてきます。発症してから10年以上たってから悪化する場合は大腸がんのリスクが高まります。

 

クローン病

口から肛門までの消化官に炎症がおこって、下痢や激しい腹痛や体重の減少、発熱や血便などがおこる病気です。炎症は深部に達することも多く、腸管に穴があいて胃や膀胱とつながってしまうこともあります。