便秘とその期間について

便秘とその期間について

便秘とは一般的に3〜4日以上便通がないもののことをいい、明確な定義はありません。排便の頻度には個人差があり、便秘をある期間の排便の回数で定義することは難しいため、さまざまな状態を総合的に判断して「便秘」と呼びます。便秘であると判断される要素としては、排便の回数が少ない、便の量が少ない、便が硬い、排便困難、残便感、腹部膨満感などがあり、3日に1度程度の排便であっても、それがいつも通りの期間で、すっきりと無理なく排便できていれば便秘とは言えないということになります。

 

便秘は大きく分けて器質性のものと機能性のものに分けられます。機能性は、さらに一過性のものと習慣性のものに分けることができ、一過性というのは、環境の変化によって緊張やストレスが増大した場合におこるもので、ストレスなどが解消されれば、自然とおさまるものです。習慣性というのは、食生活などの生活習慣が原因でおこるもので、「直腸性」「けいれん性」「弛緩性」などのタイプに分けられます。

 

便秘になると体に様々な悪影響を与えます。痔になる危険性が高まったり、大腸の中に便がたまっている期間が長くなると、大腸がんなどの病気にかかる確率が高くなってしまいます。また、便が長い期間体外に排出されないと、腸の中では硫化水素やアンモニア、メタン、活性酸素などの有害物質も発生させてしまい、結果発がん物質が発生する場合もあります。また、このような有害物質が溜まっていると、便からは悪臭が放たれるようになり、この悪臭が皮膚を通して放出され、結果肌荒れを引き起こしてしまいます。

 

さらに、腸内には善玉菌と悪玉菌が住み着いていますが、便が腸にたまると、一気に悪玉菌が増加し、腸内環境が悪化してしまいます。便秘の原因には、食事の量の少なさや、食物繊維不足、水分不足、排便の我慢、ストレス、不規則な生活、腹筋の筋力低下など、さまざまなものがあげられます。特に、毎日の食事は非常に重要です。便秘の疑いがあるときは、食物繊維や乳酸菌の摂取を心がけ、腸内環境をバランスよく保ち、早期に便秘を解消することが大切です。